【連載第一回】仏様に学ぶ 仏の教え

 私が住職をしております成田山国分寺は、お寺なんですが参拝されてる人々をみますとどうも神社だと思っている人が多くいるのかなと。本堂の前で柏手を打ちまして、こうパンパンとね(笑)。
 いつも思うことがありますが、そのお寺というか、仏 教というものに、みなさんはどういうイメージをお持ちになっているのかなー?葬式をやる所だとか、或いはテレビなんかで何々の祟りだとか何々の霊だというものを追っ払う所でないか、と。

 「仏 教」と言う字を「仏」と「教え」に分けて考えていただければ一目瞭然。「仏 教」というのは、「仏さまの教え」です。ところが仏さまというと例えば、刑事ドラマでどこそこの河原にホトケさんが上がったとか、またはホトケに対して申しわけないとか、世間では亡くなった方のことを指しているわけで。
 我々が言っている仏というのは、「悟った人」のこと。で、これはインドの言葉では「ブッダ」と言います。これを中国語に翻訳する時に、適当な漢字がなくて似たような発音の字を当ててるわけですね。それが「仏陀」。

 ところでそのブッダー仏というのは紀元前五世紀ごろインドに実在した人物。当時ヒマラヤ山の南、現在ネパール領になってますが、そこにシャカ族という小数部族の都があり その王様には一人の王子がいて、この王子さまが一念発起いたしまして地位も財産もなげすて、二十九歳の時に一人で出家されました。
 それから6年間の修業をされるのですが、苦行といいまして断食とかを色々修業するが、なかなか悟れない。これでは駄目だということで山を下り、三・七、二十一日間、菩提樹の下で瞑想(座禅)をされました。二十一目の早朝、明けの明星が天空に輝き始めたその刹那、ついに大悟された。この方こそシャカムニ・ブッダ。つまり仏の教え お釈迦さまなのです。

 では仏の教え お釈迦さまの悟りの教えの内容は、ということになりますが、一口に言えば、仏の教え お釈迦さまの教えというのは、私たちがどうすれば、楽しく幸せに暮らせるか、その方法を教えている非常にわかり易いものなんです。
 それに仏教は、天地創造の神とかがいて、私たちに一方的な教えを乗れ給う・・・というのではなく、実際に一人の人間が修行して到達した悟りを教えの根本としている。つまり、私たちでも幸せになれるのを教えている、そこがまた大きな魅力なんです。

 まあ人間は誰でも教えを受けて幸せになりたいと思っています。人がどうであれ、自分だけは幸せに・・・。不幸というのはいつまでも来て欲しくない。そんな虫のいい話が、できるのか?そのコツ。生きるコツ。方法があるんですよ、しかも私が言っているわけでなくてお釈迦さまー仏さまの教えが言っておりますので間違いありません。
お教えを聞いて、ぜひ実行してみてください。「ツキのある人生を幸せに生きる」ことができますから!!

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