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【連載第八回】プラス発想その2

 世の中には色々な性格の方がいますが、そうした中で常に明るく楽しく過ごしている楽観的な方と、暗く悲しく生きている悲観的な方が見うけられます。
 いつも自分の不幸を嘆き、愚痴や泣き言ばかり言っている人、様々な困難を抱えながらも何事もないように明るく振舞っている人、どちらの態度を取ろうと他人がとやかく言う筋合いはないかもしれませんが、この考え方の違いはその場だけのものでなく その人の今後の人生にも大きな影響を与えてゆくことでしょう。

 さて、昔あるところに、傘屋と下駄屋の二人の息子を持つおばあさんがいて、そのおばあさんは何故かいつも泣いてばかりです。
 おばあさんがいつものように泣いていますと、そこに一人のお坊さんが通りがかり、おばあさんにたずねたのです。
「どうしてあなたはそんなに泣いてばかりいるのですか。」
 おばあさんが答えて
「実は私には二人の息子がおりまして、傘屋と下駄屋をやっております。天気がよいと傘の息子の商売が困るのではないかと心配で、雨が降ると下駄の息子が困るのではないかと心配で、だからいつも心配事ばかりで悲しくて泣いているのです。」
 それを聞いたお坊さんはこう言いました。
「それではこのように考えてはいかがでしょう。天気がよければ下駄屋の息子さんは、商売が繁盛して安心だ。雨が降れば傘屋の息子さんは、商売が繁盛して安心だ。こう考えてみたらいかがでしょう。」
 それまでは毎日が心配事ばかりで、暗く憂鬱な泣いてばかりの日々をおくっていたおばあさんでしたが、お坊さんのこのアドバイスを聞いた後は、毎日がよいことばかりの、明るく楽しい日々を送るようになったそうです。

 いかがでしょうか。
 人生には楽しいこともつらいこともいろいろとありますが、つねにものごとの良い面に目を向けてゆく「プラス発想」を心掛けてみませんか。
このおばあさんのようにわれわれにもきっと幸せが訪れます。

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